「ティップランロッドが欲しいけど、いきなり3万円は出せない…」
「メジャークラフトのエギゾースト1G、安いのは分かるけど実際のところどうなの?」
こんにちは、上越の海でSUPに乗っている凪待ちです!
結論からお話しすると‥エギゾースト1Gのティップランモデルは「1万円台でティップラン専用ロッドを手に入れたい人」にとって、かなり優秀な最初の1本です。
特に僕みたいにSUPの上から釣りをする人間にとっては、仕舞寸法99cmという数字がもう正義なんですよね!
ただ、褒めちぎるだけの記事にするつもりはありません。
正直に「ここは価格なりだな」と思った部分もちゃんとお話しします。
この記事を読めば、エギゾースト1G(EZ1TE-S632ML)のスペック・良かった点・イマイチな点・合わせるべきタックルまで全部わかります。
そして最後に、この記事における最大の悲報もお伝えしますね。
エギゾースト1Gティップランとは?まずはスペックと立ち位置をおさらい
エギゾースト1Gのティップランモデルは、メジャークラフトが2025年4月に追加したティップラン専用のエントリーロッドです。
もともとエギゾースト1Gというシリーズは、ショアエギング・ライトエギング・イカメタルと展開していました。
そこに「ティップラン専用」が仲間入りしたかたちですね!
メーカーの説明では、上位機種で培った技術を落とし込みつつ、価格を抑えたベーシックモデルという位置づけになっています。
要するに「入門者がいきなり大金を払わなくても、ちゃんとティップランができる竿」ということです。
- 全長:6フィート3インチ(約1.9m)
- 継数:2ピース(仕舞寸法99cm)
- 適合エギ:MAX70g
- アクション:F(ファーストテーパー)
- 発売:2025年4月
- 実売価格:1万円台前半〜中盤
自重や適合PEラインなどの細かい数値は、ショップによって表記がバラついていました。
ここで適当な数字を書くのが一番やってはいけないやつなので、正確なスペックはメーカー公式サイトでも解説されているのでご確認ください。
メジャークラフト公式:EGIZAUST 1G シリーズページ
ちなみにティップランモデルは6フィート3インチのほかに5フィート10インチのショートモデルもあり、パワーもL・ML・Mと選べます。
僕が選んだのは真ん中のMLです。
「迷ったら真ん中」という、人生でわりと役に立つ選び方をここでも発動しました!
僕がエギゾースト1G(S632ML)を選んだ3つの理由
結論から言うと、僕がこのロッドを選んだ決め手は「SUPに積める・日本海で戦える・財布が死なない」の3点です。
- 理由①:仕舞99cmでSUPに載せられる
- 理由②:MAX70gなら日本海の潮に負けない
- 理由③:1万円台前半で「専用ロッド」が買える
理由①:仕舞99cmでSUPに載せられる
SUPフィッシングをやったことがある人なら分かってもらえると思うんですが、ボードの上のスペースって本当に限られています。
ロッドが長いと、パドリング中に自分の顔面に向かってバットエンドが襲いかかってきます。
2ピースで仕舞99cmというのは、SUPに積むうえでかなり現実的なサイズ感なんですよね!
車のトランクにも斜めに放り込めるので、釣行前の「積み込みテトリス」の難易度も下がります。
理由②:MAX70gなら日本海の潮に負けない
ティップランは、ボートやSUPを潮に流しながらエギを引いてくる釣りです。
つまりエギが底を切らないだけの重さを背負えるかどうかが生命線になります。
上越の海は、日によって潮も風もそこそこ主張してきます。
MAX70gまで背負えるMLなら、30〜40gのティップランエギを中心に、状況が渋くなって重めを入れたいときにも余裕がありました。
MAX55gの5フィート10インチモデルと最後まで迷いましたが、余力があるほうを選んで正解だったと思っています。
理由③:1万円台前半で「専用ロッド」が買える
ティップランは専用ロッドじゃないと成立しにくい釣りです。
穂先が入るかどうかでアタリを取るので、シーバスロッドで代用!というわけにはいかないんですよね。
とはいえ、まだ釣ったこともない魚のために3万円を出すのは、なかなか勇気がいります。
その点、1万円台前半で専用設計が手に入るのはめちゃくちゃありがたい!
「やってみたら合わなかった」というリスクを、財布へのダメージ込みで小さくできます。
【正直レビュー】エギゾースト1Gのメリット・デメリット

実際に手にして海に持ち出してみて感じたのは、「価格を考えたら文句なし、でも価格なりの部分もある」という当たり前の結論でした。
- メリット①:軽くてシャクリ続けても腕が死なない
- メリット②:ティップの入り方が目で分かりやすい
- メリット③:2ピースの継ぎ目に違和感がない
- メリット④:とにかく価格が優しい
- デメリット①:ガイドやパーツは価格なり
- デメリット②:超ディープや激流はパワー不足を感じる
- デメリット③:SUPの上だと6フィート3インチはやや長い
メリット①:軽くてシャクリ続けても腕が死なない
ティップランは、シャクって止めて、を延々と繰り返す釣りです。
ここで竿が重いと、1時間で腕が「もう無理です」と離脱していきます。
エギゾースト1Gは同クラスのロッドの中でもかなり軽い部類で、体感としては「1日振っても翌日に響かない」レベルでした。
僕は普段コルトスナイパーBBで青物を狙っているので、そこから持ち替えると割り箸かと思うくらい軽いです!
メリット②:ティップの入り方が目で分かりやすい
ティップランの醍醐味は、穂先がスッと入る「あの瞬間」です。
エギゾースト1Gのソリッドティップは、エギを止めたときの入り方がかなり視認しやすく作られています。
潮の変化でティップがモタれるのか、それともイカが乗ってモタれるのか。
この違いが分かるようになると、ティップランは急に面白くなります。
入門機として、ここがちゃんとしているのは大きいです!
メリット③:2ピースの継ぎ目に違和感がない
持ち運びを優先して2ピースを選ぶと、心配になるのが継ぎ目の違和感です。
いわゆる「そこだけ硬いな」というやつですね。
エギゾースト1Gに関しては、シャクっていて継ぎ目を意識する場面はほとんどありませんでした。
正直、1万円台のロッドに対して期待値が低かったぶん、ここは嬉しい誤算でした。
メリット④:とにかく価格が優しい
SUPフィッシングは、ボード・ポンプ・ライジャケ・クーラーと、とにかく初期投資がかさみます。
そこにロッドで3万円が乗ってくると、家庭内での稟議が通りません。
1万円台なら「まあ趣味だし」で押し切れる範囲です。
この「押し切れる範囲」というのが、既婚アングラーにとってどれだけ大事か!
デメリット①:ガイドやパーツは価格なり
ブランクの出来には満足していますが、ガイドやリールシートまわりの質感は、やっぱり価格なりです。
上位機種を触ったあとに戻ってくると「あ、そうだったね」となります。
とはいえ実釣に支障が出るようなものではありません。
海で使う道具は、いずれ塩をかぶって傷だらけになる運命です。
そう考えると、気兼ねなく振り回せるくらいの価格帯のほうが精神衛生上いいまであります!
デメリット②:超ディープや激流はパワー不足を感じる
MAX70gという数字は、日常的な釣りでは十分すぎるほどです。
ただ、水深がグッと深いエリアや潮がぶっ飛んでいる日には、もう一段上のパワーが欲しくなる場面もありました。
「エギを重くすれば解決」という単純な話ではなく、竿の反発力そのものが足りなくなる感じですね。
そういう極端な条件を主戦場にするなら、素直にMパワーや上位機種を検討したほうがいいと思います。
デメリット③:SUPの上だと6フィート3インチはやや長い
これは完全にSUP乗り目線の話です。
ボートなら6フィート3インチは何の問題もありません。
でもSUPは座って釣ることが多いので、シャクったときにティップがボードや自分の膝に近づく瞬間があります。
慣れれば問題ないんですが、SUPメインで考えるなら5フィート10インチのショートモデルも真剣に検討する価値があります。
僕は携行性より汎用性を取ったので、この長さに納得しています。
SUPでティップランをやるときの注意点5つ

結論から言うと、SUPティップランは「潮に流される釣り」なので、海の上で無防備になる時間がとても長い釣りです。
だからこそ、ロッド選びより先に押さえるべき注意点があります。
- 注意点①:ライフジャケットは絶対装着
- 注意点②:風速が上がったら即撤収
- 注意点③:アンカーは必須装備
- 注意点④:単独釣行は避ける
- 注意点⑤:荷物はすべて固定する
注意点①:ライフジャケットは絶対装着
これだけは何度でも書きます。
SUPで海に出るときは、ライフジャケットを絶対に装着してください。
SUPは落水前提の乗り物です。
「今日は近いから」「風がないから」で外していい理由は、ひとつもありません。
僕が使っているのはベスト型のレバンテです。
腰巻きタイプと違って、SUPで座った姿勢でも邪魔になりにくいのが理由ですね。
ポケットが多いので、SUPの上で小物が迷子になる事故も減りました!
注意点②:風速が上がったら即撤収
ティップランは潮に流される釣りなので、風でも当然流されます。
そしてSUPは風に対してめちゃくちゃ弱いです。
沖に向かう風(オフショアの風)が吹き始めたら、釣りを続ける理由はありません。
「あと1流しだけ」が一番危ない考え方です。
出艇前に気象庁の風予報を必ず確認しておきましょう。
注意点③:アンカーは必須装備
ティップランは流しながら釣りますが、「ここで止まりたい」場面は必ず出てきます。
また、トラブルで手が離せなくなったときに、その場に留まれるかどうかは安全性に直結します。
アンカーは釣果のためというより、保険として積んでおくものだと思っています。
注意点④:単独釣行は避ける
これは僕自身が反省している点です。
海の上で何かあったとき、単独だと誰も気づいてくれません。
最低でも「誰に・どこで・何時まで」を陸の家族に伝えておきましょう。
SUPの上で一人でパニックになる時間、想像するだけで胃が痛いです。
注意点⑤:荷物はすべて固定する
僕は過去にプライヤーを海に献上した実績があります。
ボードの上に置いただけの道具は、波が一発来たら普通に消えます。
リーシュコードやカラビナで、必ずボードと繋いでおいてください。
沈んだ道具は返ってきません。
海底の神様、あれ返してほしいです!
SUPの安全面についてはSUP釣りは危ない?ヒヤリ体験と絶対安全対策5つでもっと詳しく書いています。
上越・新潟でティップランを狙うなら秋がベストシーズン
結論から言うと、新潟でアオリイカを狙うなら秋、それも9月中旬から11月上旬が本番です。
早い年だと8月下旬から釣れ始め、水温が下がる11月下旬にはどんどん深場へ落ちていきます。
秋が深まるにつれてサイズも上がっていくので、シーズン終盤の良型狙いも楽しみのひとつですね!
- 8月下旬:早い年はここから新子が反応し始める
- 9月中旬〜10月:数釣りのメインシーズン
- 11月上旬:サイズアップ狙いの終盤戦
- 11月下旬〜:深場に落ちて岸からは厳しくなる
ちなみに新潟では、春の「親イカ狙い」はかなり厳しいと言われています。
アオリイカは水温の高い場所を産卵場所に選ぶ傾向があり、日本海側の新潟は冬の水温が低すぎるからですね。
つまり新潟のエギングは秋の一発勝負ということになります。
この短いシーズンにどれだけ海に出られるかが、そのまま釣果に直結します。
なので、この記事はあくまで「道具としてのエギゾースト1Gのインプレ」として読んでもらえると嬉しいです。
釣果報告は今シーズンの秋に、必ず追記します。
逃げも隠れもしません!
エギゾースト1Gと合わせている僕のSUPタックル一式
結論から言うと、エギゾースト1Gに合わせるリールはC3000番クラスのノーマルギア〜ハイギアがあれば十分です。
僕はシマノの21アルテグラC3000HGを組み合わせています。
1万円台のロッドに1万円台のリール、バランスとしてはちょうどいい相棒ですね!
ラインはPE0.8号を巻いています。
ティップランは細いラインのほうが潮の影響を受けにくく、エギが安定します。
リーダーはフロロの2〜2.5号を1ヒロほど。
イカは歯が鋭いわけではないので、根ズレ対策と考えておけばOKです。
そして足元、というかお尻の下はこのSUPです。
320cmの超軽量インフレータブルで、車載も一人で完結します。
空気入れは電動ポンプ一択です。
手押しポンプで消耗してから海に出るのは、もはや修行なので‥。
釣れたイカを持ち帰るクーラーは17Lで足りています。
SUPに積む前提だと、これ以上大きいと積載が破綻します。
タックル全体の考え方はSUPフィッシングの始め方|道具・注意点を上越1年の実録で解説にまとめてあるので、これから始める人はこちらもどうぞ。
まとめ|エギゾースト1Gはこんな人におすすめ
エギゾースト1Gのティップランモデルは、「ティップランを始めたいけど、いきなり高級ロッドは怖い」人にドンピシャの1本でした。
2ピースで仕舞99cmという携行性は、SUPや遠征メインの人にとって特に大きな武器になります。
逆に、超ディープや激流を主戦場にするベテランには物足りない場面もあるはずです。
- おすすめ:ティップラン入門者/SUP・遠征で持ち運びたい人/コスパ重視の人
- おすすめしない:超ディープ&激流が主戦場の人/所有満足度を重視する人
僕にとっては、SUPの上でエギを引くという新しい遊びの入口を、無理のない金額で開いてくれた1本です。
あとは僕がアオリイカを掛けるだけ‥!
秋になったら、この記事に堂々と釣果を追記しにきます。
同じ海で青物を狙った話は上越SUPでブリを釣った話|タックル・やり取り・教訓を実釣解説に書いているので、SUPフィッシングの雰囲気が気になる人はあわせて読んでみてください!

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