「SUPフィッシングって、結局いくらかかるの?」
「SUP本体は見つけたけど、他に何を買えばいいのか全然わからない…」
SUPで海に出て釣りをする、という遊びに興味を持った人が最初にぶつかる壁が、この「総額いくら?」問題ですよね!
結論からお話しすると‥僕がSUPフィッシングに実際に使っている装備一式の総額は、ざっくり13万円ほどでした。
そしてそのうち約半分は「SUP本体」と「ライフジャケット」の2つで消えています。
逆に言えば、釣具まわりは意外と安く済んでいるということです!
この記事では、上越の海で1年間SUPフィッシングをやってきた僕が、実際に使っている装備を1つ残らず価格つきで公開します。
「これは削れる」「ここはケチったらダメ」という線引きまで書いたので、読み終わる頃には自分の予算感がハッキリするはずです!
SUPフィッシングの装備一式|総額は約13万円だった

まず全体像からお見せします。
僕が1年かけて揃えたSUPフィッシング装備一式は、合計でおよそ13万円です。
内訳はこんな感じになりました。
- SUP本体セット(BEYOND MARINA 320cm):約43,800円
- 電動エアーポンプ(CYFIE 16PSI):約8,000円
- ライフジャケット(ベスト型・桜マーク):約2万円台前半
- ロッド①ライトジギング(25ソルパラLJ):12,210円
- ロッド②ティップラン(エギゾースト1G):約1万円台前半
- リール(21アルテグラC3000HG):約1万円台
- クーラーボックス(ホリデーランド17L):約4,000円台
- PEライン0.8号+ショックリーダー:約3,000円
- ルアー・メタルジグ・エギ類:約1万円
- 小物(防水スマホケース・プライヤー等):約5,000円
合計:約13万円
なぜこの金額になったかというと、SUPフィッシングは「船」と「釣具」を同時に買う遊びだからです。
普通の陸っぱりなら1万円のロッドと1万円のリールで始められます。
でもSUPフィッシングは、そこに「自分専用の小さな船」が乗ってくるんですよね!
そう考えると、13万円で沖の魚に手が届くようになるのは、遊漁船に10回ちょっと乗る金額と同じくらいです。
僕は「元を取るのは20回目くらいかな」と自分に言い聞かせて財布を開きました。
なお価格は時期やモデルで普通に上下するので、ここに書いた金額はあくまで目安として見てください。
最新価格は各商品リンクで確認するのが確実です!
【必需品】SUPフィッシングで絶対に外せない装備5つ
13万円の内訳を見ると、「これ本当に全部いる?」と思うはずです。
結論、命に直結する装備5つだけは、予算が足りなくても絶対に削らないでください。
- SUP本体(インフレータブルの釣り向けモデル)
- 電動エアーポンプ
- ライフジャケット
- リーシュコード
- 防水スマホケース(通信手段)
ちなみにこの5つのうち4つは、海上保安庁が公開している「ウォーターセーフティガイド」でもSUPの常時装備として推奨されているものです。
ライフジャケット・リーシュコード・通信装備(防水パック入り携帯電話)・ウェア・飲料水が挙げられていて、僕の実感とほぼ完全に一致していました。
公式サイトでも詳しく解説されているので、揃える前に一度目を通しておくことをおすすめします!
参考:海上保安庁 ウォーターセーフティガイド|SUPで推奨される装備品
①SUP本体:釣り仕様なら320cm前後の安定型を
装備の主役であり、最大の出費です。
僕が使っているのはBEYOND MARINAの超軽量インフレータブル320cm(木目ライト)で、購入当時は43,800円でした。
パドル・手動ポンプ・リーシュコード・キャリーバッグが最初から付いてくるので、これ1つでとりあえず海には出られます。
釣りをするなら、細長いレース系ではなく幅が広くて安定するタイプを選んでください。
立ってキャストするとき、板のフラつきは想像の3倍こわいです!
1年使った詳しい感想はSUPフィッシングの始め方|道具・注意点を上越1年の実録で解説にもまとめています。
②電動エアーポンプ:8,000円で釣りの体力が守れる
「付属の手動ポンプがあるじゃん」と思った人、僕もそう思っていました。
結果、初回の釣行で腕がプルプルになって、海に出る前に体力を3割持っていかれました。
SUPは15PSI前後まで空気を入れる必要があるので、手動だと本気で修行です。
僕が使っているCYFIEの電動ポンプは実売8,000円前後で、シガーソケットから給電して自動停止までしてくれます。
車で待っている間に膨らむので、その時間で仕掛けを結べるのが最高なんですよ!
詳しくはSUPの空気入れは電動一択!CYFIE電動ポンプ1年本音レビューで書いています。
③ライフジャケット:ここだけは絶対にケチらない
SUPフィッシングをするなら、ライフジャケットは絶対に装着してください。
これは装備の話というより、家に帰るための条件です。
SUPは構造上、風やバランスの崩れで海に落ちるのが「たまに」ではなく「そのうち必ず」起こります。
海上保安庁も、落水を繰り返すと体力を消耗して帰還不能事故につながること、急な冷え込みによる低体温症にライフジャケットの保温効果が効くことを挙げています。
そしてSUPで釣りをするなら、腰巻きタイプではなくベスト型を選んでください。
腰巻きの自動膨張式は堤防では快適ですが、SUPのように「落ちる前提」の遊びとは相性がよくないんです。
僕はブルーストームのレバンテ2.0(ベスト型)を使っていて、実売は2万円台前半でした。
正直、SUP本体の次に高い買い物です。
でも僕はこれを「保険料の一括払い」だと思っています!
④リーシュコード:板が逃げたら泳いで帰る羽目になる
SUP本体と自分の足首をつなぐヒモです。
たいていSUP本体に付属してくるので、追加費用はゼロで済むことが多いです。
ただし、これを「足に付けるのを忘れる」人がめちゃくちゃ多い。
落水した瞬間、風を受けた板は驚くほどの速さで沖へ滑っていきます。
人間の泳ぐ速度では、まず追いつけません!
ちなみに僕はパドルにもリーシュコーごを装着していてSUPとニコイチになるようにしています!
⑤防水スマホケース:命綱であり天気予報である
スマホは、沖での唯一の通信手段です。
首から下げられる防水ケースなら1,000〜2,000円ほどで買えます。
僕は風向きが変わったときに海上で風速予報を見返すことがあるので、実際は「安全装備 兼 気象レーダー」として使っています。
ポケットにそのまま入れて出て、上陸後に画面が真っ暗になった人を1人知っています(僕の友人です)。
【釣具編】SUPに載せるタックル一式と価格
ここからは釣具編です。
SUPフィッシングの釣具まわりは、合計でもだいたい5万円前後に収まります。
船を買ったあとだと、なんだか安く見えてくるから不思議ですよね!
ちなみにリールはオカッパリのものを代用しているので僕は別途購入したわけではありません!
- ロッド①:25ソルパラ ライトジギング SPJLJ-S642M
- ロッド②:エギゾースト1G ティップラン EZ1TE-S632ML
- リール:シマノ 21アルテグラ C3000HG
- ライン:PE0.8号+フロロリーダー
- クーラーボックス:ホリデーランド17L
ロッド①:25ソルパラ ライトジギング(12,210円)
SUPからのジギング・青物用の1本です。
税込12,210円という価格でありながら、ブリクラスとやり取りしてもちゃんと曲がって耐えてくれます。
SUPの上は足場が不安定なので、ロッドは長すぎないほうが扱いやすいです。
6フィート台という長さは、座ったままファイトしても穂先が水面を叩かない絶妙なサイズ感でした!
ロッド②:エギゾースト1G ティップラン(1万円台前半)
アオリイカのティップラン用に買い足した2本目です。
ティップランは穂先の変化でアタリを取る釣りなので、専用ロッドがあると世界が変わります。
1本目から2本必要というわけではないので、ここは「ハマってから買う枠」でOKです。
ちなみに僕は「ロッドは1本でいい」と言った3ヶ月後に買っています。
釣り人の「1本でいい」は、だいたい期限付きの約束なんですよ!
リール:21アルテグラC3000HG(1万円台)
オカッパリでも使用しているリールですね!
1万円台とは思えない巻き心地で、ティップランにも普通に使えます。
SUPは積載に限りがあるので、「1台で複数の釣りを兼ねられるリール」は想像以上に正義です。
ちなみにジギングロッドにはナスキーの5000番を使用していますね!
ライン・リーダー:合わせて約3,000円
PEはデュエルのスーパーエックスワイヤー8の0.8号、リーダーは同じくデュエルのピンクフロロを使っています。
PEが2,000円前後、リーダーが1,000円前後なので、合わせて3,000円ほどです。
ラインは消耗品なので、ここは高級品より「巻き替えを我慢しない価格帯」を選ぶのが結局いちばん釣れます!
クーラーボックス:ホリデーランド17L(4,000円台)
釣った魚を持ち帰る係です。
4,000円台なのに断熱材が3cmある日本製で、SUPに載せるサイズとしても17Lがちょうどよかったです。
これ以上大きいと、板の上でただの障害物になります。
SUPフィッシング装備を揃えるときの注意点5つ

ここまで読んで「よし買うぞ」となった人に、先にブレーキを踏ませてください。
装備選びでやりがちな失敗が5つあります。
どれも僕がやらかしたか、やらかしかけたやつです!
- ライフジャケットは形状と浮力で選ぶ
- 電動ポンプは電源方式を必ず確認する
- ロッドは長すぎるとSUPで邪魔になる
- 小物はコードで固定しないと海に消える
- 激安SUPは厚みと素材を必ず確認する
注意点①:ライフジャケットは形状と浮力で選ぶ
値段だけで選ぶと、SUPに向かないタイプを買ってしまいます。
特に腰巻き自動膨張式は、堤防では快適でもSUPでは推奨しにくいです。
落水の可能性が高い遊びでは、最初から浮力があるベスト型のほうが安心できます。
遊漁船に乗る予定があるなら桜マーク(国土交通省型式承認)付きを選んでおくと、そのまま使い回せて無駄がありません。
注意点②:電動ポンプは電源方式を必ず確認する
電動ポンプにはシガーソケット(DC12V)式とバッテリー内蔵式があります。
僕のCYFIEはシガーソケット式なので、車を横付けできる場所でないと使えません。
逆に言えば、駐車場から遠い浜まで担いで行くスタイルの人は、バッテリー式を選ばないと現地で詰みます。
買う前に「自分がどこで膨らませるのか」を先に決めてください!
注意点③:ロッドは長すぎるとSUPで邪魔になる
陸っぱりの感覚で9〜10ftのロッドを持ち込むと、SUPの上では取り回しに苦労します。
移動のたびに穂先が水面を叩き、パドルとケンカします。
SUPで使うなら6〜7ft台が扱いやすいです。
ちなみに堤防用のショアジギングロッドとSUP用のロッドは、まったくの別物として考えたほうがいいですよ!
注意点④:小物はコードで固定しないと海に消える
僕はプライヤーを海に落として、そのまま永遠の別れを経験しました。
SUPの上は「落としたら終わり」の世界です。
プライヤー・フィッシュグリップ・スマホなど、手に持つものは全部カールコードやフロートで固定してください。
数百円のコードをケチると、数千円の道具が海底に転がることになります。
注意点⑤:激安SUPは厚みと素材を必ず確認する
インフレータブルSUPは、価格差が「厚み」と「素材の作り」に出ます。
極端に安いモデルは板が薄く、人が乗るとバナナのようにたわむことがあります。
釣り用途なら、厚み15cm前後でドロップスティッチ構造のものを選んでおくと安心です。
そして安い高いにかかわらず、インフレータブルである以上「穴が空く可能性」はゼロにはなりません。
僕は現地で膨らませた瞬間に空気漏れを発見して、心臓が止まりかけました!
SUPフィッシング装備を揃えたメリット・デメリット

13万円を払って1年遊んでみて感じた、正直なメリットとデメリットをまとめます。
結論、「沖に出られる自由」と引き換えに「準備の重さ」を買う遊びです。
メリット5つ:船代なしで沖の魚に手が届く
いちばん大きいのは、遊漁船に乗らなくても沖のポイントに出られることです。
メリットを整理すると、こんな感じになりました。
- 船代なしで沖のポイントに出られる
- 狙える魚種が一気に増える
- 予約なしで行きたい日に出られる
- 釣具は堤防でもそのまま使える
- 自分でポイントを開拓できる
上越の海でブリを釣ったときも、予約も乗合の時間制限もなく、自分のペースで狙えました。
陸っぱりでは届かなかった沖の潮目に入れるので、青物・根魚・アオリイカまで狙えるようになります。
しかもロッドやリールは堤防でもそのまま使えるので、装備が完全な無駄になりません。
そして地味に楽しいのが、地形と潮を見ながら自分だけのポイントを開拓できることです!
実際の釣行の様子は上越SUPでブリを釣った話|タックル・やり取り・教訓を実釣解説に書いています。
デメリット5つ:初期費用と準備の重さは覚悟がいる
もちろん、いいことばかりではありません。
- 初期費用が10万円を超える
- 準備と片付けが毎回重い
- 天候で中止になる日が多い
- 積載量に限界がある
- 保管場所を取られる
まず初期費用が10万円を超えるので、思いつきでは始められません。
次に、膨らませて積んで、帰ったら洗って乾かすという準備と片付けが毎回発生します。
そして天候に完全に支配されるので、行けると思っていた日の半分くらいは中止になります。
「今日は風が3mだから行ける」と思って準備した20分後に海が白くなる、なんてのは日常茶飯事です!
さらにSUPは積める荷物に限りがあるので、タックルボックスを厳選する必要があります。
最後に、畳んでも意外とデカいSUPが部屋の一角を永久占領します。
我が家では「あの黒い塊、いつ片付けるの?」が定例行事になりました(笑)
安全面の詳しい話はSUP釣りは危ない?ヒヤリ体験と絶対安全対策5つにまとめました。
予算10万円で始めるSUPフィッシング最小構成
「13万円はさすがにキツい」という人向けに、削れるところを削った最小構成も出しておきます。
結論、10万円ちょっとあればSUPフィッシングはスタートできます。
- SUP本体セット:約43,800円
- 電動ポンプ:約8,000円
- ライフジャケット(ベスト型):約17,000円〜
- ロッド1本:約12,000円
- リール1台:約15,000円
- ライン・リーダー:約3,000円
- クーラー:約4,500円
合計:約103,000円
削ったのは「2本目のロッド」と「ルアーの数」です。
ロッドは1本あれば釣りは成立しますし、ルアーは釣り場と魚に合わせて少しずつ増やせばいいからです。
逆に、SUP本体・電動ポンプ・ライフジャケットの3つは削っても数千円しか浮かないうえ、安全と快適さを直撃します。
ここを削るくらいなら、購入を1ヶ月遅らせて貯金したほうが絶対にいいです!
ちなみにSUP本体は、安さだけで選ぶと厚みや素材が心もとないモデルもあります。
万が一穴が空いたときの話はSUPの穴修理方法|海で穴が発覚した体験談と直し方・予防策で実体験を書いているので、買う前に読んでおくと心の準備ができますよ!
まとめ|SUPフィッシングの装備は約13万円、最小なら10万円
最後にもう一度まとめます。
- 僕のSUPフィッシング装備一式は総額で約13万円
- 削れない必需品はSUP本体・電動ポンプ・ライフジャケット・リーシュ・防水スマホケースの5つ
- 釣具まわりは合計5万円前後で揃う
- ロッド1本構成なら約10万円でスタート可能
- ライフジャケットはSUPならベスト型を選ぶ
13万円と聞くと高く感じますが、遊漁船に10回ちょっと乗る金額で「自分の船」が手に入ると考えると、僕はかなり納得しています。
何より、行きたい日に行きたい時間に海に出られる自由は、金額では測れない気持ちよさがあります!
ただし、その自由には自分で自分の安全を守る責任がセットで付いてきます。
ライフジャケットだけは絶対に装着して、風と波の予報を確認してから海に出てくださいね。

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